ホロスコープの見方

ホロスコープ上の感受点が示す「あなたの本質」やASC、DC、MC、ICの意味を徹底解説。

生まれた日や生まれた場所には必ず意味があります。
ホロスコープが示す感受点(アングル)に位置する星座(サイン)から、物事の始め方や人間関係といったあなたの本質的な部分を知ることもできます。
ホロスコープを出すと「ASC」という記号がありますよね?90度ずつに分割したを点を感受点やアングルと呼びます。

考え方についてはハウスに近く、天体のないハウスはこの感受点(アングル)から読み解くこともできます。

コアらっこ
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生まれた日の位置でもあることから人生の方向性や使命といった見方もできます。

本質的な部分ではありますが、「今」という見方では、あまり固執しすぎなくても良いかもしれません。

今回は、そんな感受点についてです。
このホロスコープ上の感受点(アングル)から正確に読み解く場合は、出生時間が分かることが前提になります。
※出生時間が分からない場合は、一般的には12:00(正午)で見られています。

感受点(アングル)見どころポイント
  • 人生の方向性
  • ハウスとの関係性

感受点については、星座から読み解いていくことになるため、12サインの特徴を押さえておくのも良いかもしれません。

また、物事の始まりといった全体的な部分を読み解くことができることから、基本的な考え方は、ハウスに似ている部分も多いかもしれません。
※天体は巡りますが、感受点は決まっているため、自分の基盤の部分とも言えます。

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ホロスコープ上の感受点が示す意味

ホロスコープ上の感受点は、自分(地球)を中心に見て結ぶ4つのポイントを示します。

全体的な見方としては、生まれた日の「太陽が昇るところ(日の出)」の位置を起点とし、ASC(アセンダント)、対向の「太陽が沈むところ(日の入り)」の位置をDSC(ディセンダント)、「太陽が最も高く昇るところ」をMC(メディウムコエリ)、「真夜中」をIC(イムムコエリ)、ととなります。
※ちなみにMCやICはそのまま「エムシー」、「アイシー」と英単語を読む形で良いです。

また、360度を30度毎に12分割した部分をハウスと呼び、それぞれの始まりの線(0度)をカスプと呼び、ASCはあなた自身の起点でもあることから1ハウスのカスプ(0度の始まりの線)となります。
※ASCを起点に90度ずつに分割されるため、その他の感受点は下記の通りになります。

感受点の始まり
  • ASC:1ハウスの始まりの線
  • DC:7ハウスの始まりの線
  • MC:10ハウスの始まりの線
  • IC:4ハウスの始まりの線

それぞれのハウスに天体がない場合は、この感受点から読み解いていきます。
ASCという日の出(東)が画面の西側(左側)に出てくることから、違和感を覚えるかもしれませんが、ホロスコープ上の自分が画面や紙を見ている自分に向かって立っていると考えると分かりやすいかもしれません。

それでは、それぞれの感受点の呼び方や考え方について見ていきましょう。

ASC(AC)
アセンダント
物事の始まりや個性を示す
DC(DSC)
ディセンダント
人間関係の特徴を示す
MC
エムシー
社会的な到達点を示す
IC
アイシー
精神的な安らぎを示す

ASC(アセンダント)とDC(ディセンダント)を結ぶ線を「個人の軸」、MC(エムシー)とIC(アイシー)を結ぶ線を「集団の軸」と見ることもできます。
それぞれは対向に位置するため、真逆の性質とも言えます。

ここからは、それぞれの感受点について詳しく見ていきます。

個性を表す「ASC(アセンダント)」

ASC(アセンダント)の星座(サイン)からは、社会に対してどのような個性を示していくのかということを読み解くことができます。

ASC(アセンダント)が表す意味
  • 外見
  • 物事の始め方
  • 他人から見た個性

そんなASC(アセンダント)は、母体から飛び出した瞬間や、外の世界とつながった瞬間を表すことから、物事の始め方のパターンや個性を示します。
※生まれた瞬間と考えてもらって良いです。

自分で自覚している部分というよりは、無意識に近い分野でもあるため、外見や他の人から見た時の特徴を読み解くことができます。

他人から見ると個性となりますが、無意識であることから考える前の条件反射的な行動といった見方もできます。
また、「1ハウス」という個性と同様の解釈もでき、「1ハウス」に天体がない場合は、このアセンダントの星座から個性を読み解くこともできます。

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社会に打ち出していく自分でもあるため、前面にアピールしていくべきポイントにもなります。
もしかすると、自分では気づいていない部分の可能性もあるため、物事の始め方や発想の傾向など、アセンダントの星座(サイン)を意識してみると自分自身の本質に気づくことができるかもしれません。

言ってしまえば、「オン」の自分でもあるため、心を穏やかに休まる「オフ」の自分ではないことは理解しておきましょう。

人間関係を表す「DC(ディセンダント)」

DC(ディセンダント)の星座(サイン)からは、人間関係や人と関わることによって起こる人生の発展を読み解くことができます。

DC(ディセンダント)が表す意味
  • 人間関係の特徴
  • 人間関係の傾向
  • 関わる人の特徴

アセンダントは人から見た自分といった個性を読み解くことができますが、DC(ディセンダント)が示す星座(サイン)からは、どんな人間関係を築いていくのかという方向性を読み解くことができます。
言い換えると、どんな人と知り合いになっていくのかという部分も読み解くことができます。
特に1対1の関係の関わり方として現れます。

人の可能性は、いつだって周囲に認められることで開花しますよね。
そのため、ディセンダントは、他人へ期待するものが何であるのかという部分も表します。

ハウスで言うと「7ハウス」の始まりでもあるため、他者との関わりや人間関係だということが分かります。

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また、成長していく中で身につけていく人格として身につけていくといった現れ方をすることも多いです。
そのため、大人になってからの環境や結婚といった出来事による人間関係の変化という部分を暗示している場合もあります。

もしかすると、自分の人間関係は必然的だという部分に気づくことができるかもしれません。
パートナー選びという観点でも、自分のディセンダントの星座を太陽星座に持つ人を選ぶと、お互いに足りないところを補える良い関係を築いていくことができます。
※自分自身を表す太陽の正反対に位置することから、基本的な性質も正反対で学ぶことも多い対象となります。

目指すべき頂点を表す「MC(エムシー)」

MC(エムシー)の星座(サイン)からは、本来の自分が目指すべき場所という様な達成イメージを読み解くことができます。
もしかすると、やりがいを感じられない理由を読み解くこともできるかもしれません。

MC(エムシー)が表す意味
  • 人生の到達点
  • 目指すべき場所
  • ホロスコープ上の頂点

MC(エムシー)は、どのようにして社会と関わるのかという職業の傾向や目標を表します。
太陽が最も高い位置に配置される南中であり、太陽という自己が発揮される場所でもあるため、アセンダントという自分自身との関わりの深い感受点でもあります。
また、人生の方向性を示すことから、親や師匠といった存在という見方もできます。

ハウスで言うと「10ハウス」の始まりという部分からも、社会的な頂点ということが分かります。

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本来、目指すべき姿でもあるため、社会的な成功へのポイントを知ることもできますし、どういった方向で活躍していくのかを読み解くこともできます。
人生における社会的な成功や頂点という意味からも天職といった見方もできます。

納得いかない現状は、MCが示す方向性とは違う方向に向いている可能性があるとも考えることができます。

精神的な安らぎを表す「IC(アイシー)」

IC(アイシー)の星座(サイン)からは、精神が休まる場所という素の自分を読み解くことができます。

IC(アイシー)が表す意味
  • 力の源
  • 休まる場所
  • ホロスコープ上の底

MCは目指すべき頂点となりますが、IC(アイシー)は心の拠り所といった自分自身の根っこの部分を表します。
力の源といったエネルギーチャージの場所や自分の基盤という見方もできます。

また、幼少期の環境や受け継ぐものといった自分のルーツといった見方もできます。

ハウスで言うと「4ハウス」の始まりという部分からも、深い部分での欲求ということが分かります。

4ハウスの天体から意味や【自分の基盤、家庭】というキーワードを読み解く。4ハウスの天体が示す、自分の心の在り方を読み解いてみませんか? 4ハウスは、自分の育ちといった家庭的な意味や自分の落ち着く場所など...

MCという社会的な頂点を目指すにあたり、心の拠り所というIC(アイシー)が満たされていないと良くないことは考えれば分かることだと思います。
社会的な成功を目指すあまり、安らぎを失ってしまったら本末転倒です。
そういう意味でもICにも大きな役割があると言えます。

もしかすると、社会的な面で上手くいかない現状は、ICが影響しているかもしれません。

カスプごとの意味について

ハウスの始まりを示すカスプも感受点に関連した意味を持っており、感受点ごとのテーマや及ぼす影響といった部分を表します。
それぞれの感受点を3つに分割できることから、感受点が示す物語を3ハウス分で完結させていくと考えることもできます。

カスプの分割方法
  • アンギュラー(1,4,7,10ハウス)):人生の起点となるステージ
  • サクシーデント(2,5,8,11ハウス):安定させ、発展させるステージ
  • カデント(3,6,9,12ハウス):転換のステージ(次の感受点への移行)

前半は若さ、後半にかけて老成していく姿など、人の生い立ちで考えると分かりやすいかもしれません。
このカスプごとの意味を読み解く時は、3区分や4元素とも深い関わりがあります。
※例えば、「アンギュラー=活動宮」で各4元素が1ハウス(火)、4ハウス(水)、7ハウス(風)、10ハウス(地)となります。

感受点に合わせてそれぞれのサインが示す意味といった部分も見ていくと違った面白さを見つけることができるかもしれませんし、ホロスコープ自体や感受点の理解へとつなげることができるかもしれません。

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アンギュラー(活動宮)

1,4,7,10ハウスという感受点(始まり)であるため、人生の起点となるステージです。

コアらっこ
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1ハウスで始まり、4ハウスで基盤を、7ハウスで社会へ、10ハウスで頂点となっていきます。

このハウスに入る星座や天体は、能力を積極的に打ち出すことから自分に対して強い影響を与えます。

また、それぞれのハウスが示す区分は、「活動宮」となるため、活発に物事を進めていく段階を表します。
活動宮という意味からも強い影響という部分を理解することもできます。

サクシーデント(固定宮)

2,5,8,11ハウスという感受点と感受点の間でもあるため、安定させて発展させるステージです。

コアらっこ
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このハウスに入る星座や天体は、自分の努力の結果として本人に安定してた影響を与えます。

それぞれのハウスが示す区分は、「固定宮」となるため、安定させる段階を表します。
コツコツ進めて結果を残すという部分を固定宮という部分から理解することもできます。

カデント(柔軟宮)

3,6,9,12ハウスという次の感受点直前ということから、人生の転換となるステージです。

コアらっこ
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このハウスに入る星座や天体は、本人に内向的な影響を与えます。

それぞれのハウスが示す区分は、「柔軟宮」となるため、次への準備という変化に対応していく段階を表します。
移行の期間であり、終わりでもあることから内向的面での影響となっていくことが分かります。

次への変化という面からも柔軟宮という部分を理解することもできます。

まとめ

感受点(アングル)について見てきましたがいかがだったでしょうか。
ASC(アセンダント)、DC(ディセンダント)、MC(エムシー)、IC(アイシー)といった感受点は、巡るものではなく、生まれた日や生まれた場所を示したものであることから、自分自身の本質的な部分といった人生の方向性を読み解くことができます。
また、ハウスや区分といった様々な部分とも関わりもありましたね。

感受点は、生まれた場所や正確な時間が分かることが前提でもあります。(数分レベルで1度変わるため)

感受点を起点にアンギュラー、サクシーデント、カデントといった見方もされ、星座(サイン)や3区分や4元素とも関わりがあります。

そういう意味では、ホロスコープの中でも一番、自分自身の本質的な部分を読み解くことができるのが感受点かもしれません。

逆に天体が巡っている中を生きているという「今」や「未来」という観点では、あまり固執しすぎる必要はないと言えます。
何か気に入らない。とかちょっとした違和感を覚えた時に本質的な自分という振り返りに使う程度でも良いかもしれません。

遊びをお金につなげることもできる今の現代社会。生きる時代によって社会的な頂点は変化しています。
最終的には変化していくという意味でもカデント的な柔軟さは必要なのかもしれませんし、変わっていくものだということをホロスコープを通じて学ぶこともできます。

「今」抱えている様々な悩みの理由。一緒に読み解いてみませんか?

その悩みは「必然」かもしれません。
ホロスコープは、生年月日をベースに生まれてきた目的はもちろん、葛藤の理由やパートナーとの相性、人間関係といった様々な観点での行動や言動を読むことができるため、悩みを解消するポイントをアドバイスすることができます。

詳細は、公式LINEもしくは応募フォームよりお気軽にお問い合わせください。

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