自分に眠った才能が見つかるかもしれません。
メジャーアスペクトに比べて影響力が少ないとされているマイナーアスペクトと呼ばれるアスペクトが存在します。
ホロスコープのマイナーアスペクトは、表立った特徴として出てくることこそ少ないですが、細かく2種類に分類されるなど、数多くあります。
そんなマイナーアスペクトは、本人の中での葛藤や自己完結することが多い傾向にあります。
自分の中の矛盾といった出方をすることから、自分でも意識出来ていない場合もあります。
メジャーアスペクトと同様に自分で意識することで悩みの解消や才能の開花と大きな可能性を秘めています。
自分の持つマイナーアスペクトに注目しながらマイナーアスペクトについて読み解いていきましょう。
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- 思わぬ才能
- 自分の中の矛盾
- メジャーアスペクトよりも影響は少ない
ホロスコープのマイナーアスペクトを【自分らしく】
ホロスコープのマイナーアスペクトにはいくつか種類がありますが、私のレッスンで取り扱っている5つについてまとめていきます。
まずは、5つのマイナーアスペクトの名称や意味について見ていきましょう。
名称(角度) | ハード/ソフト | 意味 |
---|---|---|
セミセクスタイル (30度) |
ソフトアスペクト | 成長の可能性、資質 |
セミスクエア (45度) |
ハードアスペクト | ストレス、プレッシャー |
クインカンクス/インコンジャクト (150度) |
ハードアスペクト | 調整、努力して鍛える |
クインタイル (72度) |
ソフトアスペクト | 遊び、創造的な意欲 |
セスキコードレイト (135度) |
ハードアスペクト | 禁止、抑圧 |
マイナーアスペクトについてもメジャーアスペクト同様にハードアスペクトとソフトアスペクトに分類されます。
基本的な考え方はメジャーアスペクトでもマイナーアスペクトでも変わらず、ハードアスペクトの方が影響力があると言われています。
また、マイナーアスペクトは、「第二種座相」と「第三種座相」の2種類に分類されます。
- 第二種座相:セミセクスタイル、セミスクエア、クインカンクス/インコンジャクト
- 第三種座相:クインタイル、セスキコードレイト
150度のクインカンクス(インコンジャクトとも呼ばれます)は、メジャーアスペクトに含むという考え方もありますが、私のレッスンではマイナーアスペクトととして扱っていますが、アスペクトの意味としては変わらないので、メジャーアスペクトとして扱っても問題ありません。
ハードアスペクトでもあることから影響力が高いとも考えることができます。
その他、メジャーアスペクトについては、下記にまとめているので、マイナーアスペクトに合わせて参考にしてみてください。

また、アスペクトは、天体同士の意味がブレンドされるのですが、天体における影響力にも関係性があります。
天体の影響力:(弱) 月<水星<金星<太陽<火星<木星<土星<天王星<海王星<冥王星 (強)
外側の天体に向かうにつれて影響力があるという何となくな解釈でOKです。
※個人<社会というイメージでもOKです。
また、アスペクトの基本的な部分やどうやって解釈するのか。という部分については、下記でまとめているので、こちらを参考にしてみてください。

ここからは、それぞれのマイナーアスペクトについて詳しく理解していきましょう。
ホロスコープのマイナーアスペクトをより詳しく【オーブ】
天体が同士の位置がピッタリ重なることはないことから、アスペクトではオーブと呼ばれる許容範囲が設定されていますが、マイナーアスペクトにおいてもオーブと呼ばれる許容範囲が存在します。
メジャーアスペクトでは大きめに設定されることもありますが、マイナーアスペクトについては、細かい度数で分割されることから±3度で設定します。
※アスペクト全般を厳密に読み解く場合、±3度が好ましいとも言われています。
マイナーアスペクトのオーブは±3度
ホロスコープのマイナーアスペクトをより詳しく【ハードアスペクト編】
アスペクトの中でも強い影響力があるハードアスペクトについてです。
まずは、対象を確認しておきましょう。
- 45度:セミスクエア
- 135度:セスキコードレイト
- 150度:クインカンクス/インコンジャクト
ハードアスペクトは、天体から受ける刺激でもあるため、性格や人生に深みを与えてくれますが、自分の中の矛盾や葛藤であることが多いため、自覚できていない可能性もあります。
もしかしたら、葛藤の理由が分かるかもしれません。
セミスクエア(45度)
メジャーアスペクトのスクエア(90度)の半分となり、前後もしくは、1つ飛ばしたサインとの間で形成されます。

ちょっとしたストレス
スクエア程の影響力はありませんが、ちょっとしたストレスといった形の何となくの違和感といったイメージでそこまで大きな困難はありません。
しかし、自分の中にエネルギーを溜め込む性質でもあるため、悶々とした状態となります。
方向性が定まっていない状態であったり、どこに向けて力を発揮したら良いか分からないような状態となるため、セミスクエアの力を発揮するにはある程度の時間もかかります。
相性といった見方をした場合、何となく窮屈な関係性や言いたいことを言えない関係性と言えます。
セスキコードレイト(135度)
スクエア(90度)にセミスクエア(45度)を足した数字であり、弱い葛藤を表します。

自分で自覚を持った禁止
基本的には弱い葛藤ではありますが、オーブが少ない場合や、土星に対するアスペクトの場合は、本人にとって強く感じる場合があります。
また、「自覚ある禁止」という意味もあるため、自分の中で抑える力となる場合があります。
この場合は、弱い葛藤天体が抑え込まれる対象となるため、その天体にとってはストレスとなります。
例えば、遊びに行きたい状況でも仕事を優先してやめておくといったことが挙げられます。
しかし、こういった小さな葛藤は、本人にとっては当たり前の状況を悪くしないための抑制でもあるため、悪いものでありませんが、遊びに行きたい天体にとってはストレスになるということは分かると思います。
そんな抑止によって成長することもできます。
相性といった見方をした場合、空気を読んだ上で言いたいを言わないという状況でセミスクエア同様に居心地の悪い関係性と言えます。
※セスキコードレイトの場合、関係を維持するための大人の対応とも言えます。
クインカンクス/インコンジャクト(150度)
オポジション(180度)の隣の星座(サイン)となるため、全く性質の違う星座同士の関係となります。
※クインカンクスもしくは、インコンジャクトと呼ばれています。

持って生まれた才能を開花させる
近年、再度注目を集めていることから、メジャーアスペクトとして扱う場合もあります。
※メジャーアスペクトとして正式に分類されている時代がありました。
天体の強弱の関係性から、弱い天体に対して調整していきます。
この時、弱い天体は、強い天体に対する自分の意志を抑え込むことで合わせていくことになるため、その影響によって自然と鍛えられていきます。
最終的には双方の天体の良い部分が生かされていくことになるため、大きな成果につながります。
※自分の中で調整と努力を重ねて開花させていくイメージとなります。
相性といった見方をした場合、弱い天体側の意見が無視されることになるため、ストレスを感じることになります。
しかし、双方でその関係性を意識してより良くしようと努力することで、円満な関係を築くことができます。
クインカンクスは、使い方次第でメジャーアスペクトとすることもできるという風に考えると非常に面白いアスペクトでもあります。
ホロスコープのマイナーアスペクトをより詳しく【ソフトアスペクト編】
続いては、マイナーアスペクトの中でもソフトアスペクトについて詳しく理解していきましょう。
- 30度:セミセクスタイル
- 72度:クインタイル
ソフトアスペクトは、メジャーアスペクト同様にスムーズに運ぶというような緊張感がないイメージとなりますが、マイナーアスペクト特有の自分の中で無意識に働くものでもあるため、自覚できていない場合があります。
こちらも同様に備わっているポジティブな要素だと思っておいてOKです。
セミセクスタイル(30度)
セクスタイル(60度)の半分であることから、前後の星座(サイン)と形成されます。

可能性を示すも、意識的使っていく必要がある
セクスタイルは、同じ性質(女性 or 男性)の異なる元素によるスムーズな助け合いでしたが、セミセクスタイルは、異なる性質との助け合いとなります。
- 牡羊座(火) :牡牛座(地) or 魚座(水)
- 牡牛座 (地): 牡羊座(火) or 双子座(風)
- 双子座(風) : 牡牛座(地) or 蟹座(水)
- 蟹座(水) : 双子座(風) or 獅子座(火)
- 獅子座(火) : 蟹座(水) or 乙女座(地)
- 乙女座(地) : 獅子座(火) or 天秤座(風)
- 天秤座(風) : 乙女座(地) or 蠍座(水)
- 蠍座 (水): 天秤座(風) or 射手座(火)
- 射手座(火) : 蠍座(水) or 山羊座(地)
- 山羊座(地) : 射手座(火) or水瓶座(風)
- 水瓶座(風) : 山羊座(地) or 魚座(水)
- 魚座(水) : 水瓶座(風) or 牡羊座(火)
上記の関係性は、元素の関係性はスクエアに似ている部分はありますが、3区分における衝突はないため、お互いに補う関係性となります。
ここで3区分についておさらいしておきましょう。
3区分 | 対応サイン | 意味 |
---|---|---|
活動宮 | 牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座 | 自己主張、アイデンティティの確率 |
不動宮 | 牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座 | 存在感、根を張る作業 |
柔軟宮 | 双子座、乙女座、射手座、魚座 | 変化を求める |
前後の関係性となりますが、後ろのサインが前のサインをサポートするようなイメージで良いです。
しかし、元素が異なるということは、男女の関係と同じく、ある程度意識的に使っていくことが必要となりますし、使い方次第で恩恵も大きくすることができます。
相性といった見方をした場合、後ろの天体が前の天体のお世話係を引き受けるという状態となります。
そんなお世話係とどういった関係性を築いていくのかが重要となります。
クインタイル(72度)
遊び心や創造性といったクリエイティブに関係するアスペクトです。

センスの良さに関係するアスペクト
このクインタイルが3つ以上ある人は、高い芸術的な才能に恵まれていると言われています。
自由な形でアイデアを出し、創作するなど、人生を楽しいものにしてくれます。
しかし、マイナーアスペクトであることから、自己完結型となるため、自分が納得することが一番重要だと考える傾向にあります。
そのため、仕事とする場合、関わる相手のホロスコープや、「今」を表す「トランジット」の天体といった部分も重要となります。
基本的には自分の道を突き進むタイプとなるため、あまり人目は気にしない傾向にあるかもしれません。
自分だけの楽しみを持っているということは、現代社会ではある意味、強いタイプなのかもしれません。
相性といった見方をした場合、2人だけの世界観を作り上げることができるため、クインタイルが多くなればなるほど、他人からは分からない2人だけの独自の世界を作り上げることができます。
2人だけの世界観を作り上げているカップルは、気に食わない部分もありますが、クインタイルが多いかもしれないという分析的な見方もできることがホロスコープの面白いところでもあります。
まとめ
マイナーアスペクトについて見てきましたがいかがだったでしょうか。
メジャーアスペクトと同様にハードアスペクトとソフトアスペクトに分類され、考え方も同様になりますが、マイナーアスペクトの場合、自己完結といった見方をするため、内に秘めている葛藤といった見方をされ、表立った特徴としては見られない傾向にあります。
また、無意識に生じる矛盾であったり、自分の中での葛藤という部分で言うと、見逃せない部分でもあると思います。
そのため、あまり、メジャーアスペクトだから。マイナーアスペクトだから。といった見方ではなく、自分の内面的な部分ではどういった影響があるのか。という見方や、課題という面ではどうなのかといった分析的な見方をした方が良いです。
基本的にはメジャーアスペクトから順番に読み解いていくことになりますが、実は、マイナーアスペクトに思わぬ解決策や才能を開花させるポイントが眠っていた。なんてことも多くあります。
今、という現実を生きている以上、一番重要なことは過去でも未来でもないと思います。
ホロスコープが示す現代社会の傾向や、自分の状態といった部分をこのアスペクトから読み解いていくことが、過去を糧にし、より良い未来へと繋げる近道かもしれません。
アスペクトは解釈が多い分、自由に自分らしく読むことが重要でもあります。
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ホロスコープは、生年月日をベースに生まれてきた目的はもちろん、葛藤の理由やパートナーとの相性、人間関係といった様々な観点での行動や言動を読むことができるため、悩みを解消するポイントをアドバイスすることができます。
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