天体や感受点の意味が重なると個性的な部分を理解することができます。
メジャーアスペクトは表す意味が強いことから自分にとって必要なことを教えてくれます。
そんなアスペクトの中でも今回は、主要となるメジャーアスペクトについて見ていきましょう。
天体と天体がある角度を取った状態のことを「アスペクトを取る」状態と言い、そんなアスペクトには特定の意味を持つ角度が複数存在します。
特にこのメジャーアスペクトは、ホロスコープを読み解いていくなかでもメインで見られる部分でもあります。
自分のホロスコープ上にあるアスペクトを見ながら進めるのも理解が深まるのでオススメですし、違った自分に出会えるかもしれません。
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- 個性に直結する
- 角度がないことにも意味がある
- ホロスコープにおける行動を表す
ホロスコープのメジャーアスペクトを【自分らしく】
一般的にホロスコープでメジャーアスペクトと呼ばれているものは、5つあり、それぞれハードアスペクトとソフトアスペクトに分類することができます。
それぞれのメジャーアスペクトの分類と示す意味について見ていきましょう。
※どの天体とも角度を取らない「ノーアスペクト」も含めて記載しています。
名称(角度) | ハード/ソフト | 意味 |
---|---|---|
コンジャクション (0度) |
ハードアスペクト | 天体の意味を強める |
セクスタイル (60度) |
ソフトアスペクト | チャンスのポイント |
スクエア (90度) |
ハードアスペクト | 変更や考え直し |
トライン (120度) |
ソフトアスペクト | スムーズなエネルギー |
オポジション (180度) |
ハードアスペクト | 対立した関係性 |
ノーアスペクト (角度なし) |
対象外 | 天体の純粋なエネルギー |
90度と180度なので、ハードアスペクトとソフトアスペクトの分類は分かりやすいかもしれません。
ノーアスペクトは角度がないことから意味がないという風に思うかもしれませんが、天体の純粋なエネルギーという見方をされます。
意味のない天体なんてないということが、ここからも理解できます。
この他にもマイナーアスペクト(さらに2つに分類)がありますが、このメジャーアスペクトはアスペクトの中でも影響力が高いと言われています。
メジャーアスペクトの中でも影響力の強さを分類することができます。
メジャーアスペクトの強度:(弱) 60度<90度<120度<180度<0度 (強)
150度もメジャーアスペクトに含むという考え方もありますが、私のレッスンではマイナーアスペクトととして扱っていますが、解釈は変わらないため、マイナーアスペクトについてまとめた下記にて内容をご覧ください。
また、アスペクトは、天体同士の意味がブレンドされるのですが、天体における影響力にも関係性があります。
天体の影響力:(弱) 月<水星<金星<太陽<火星<木星<土星<天王星<海王星<冥王星 (強)
外側の天体に向かうにつれて影響力があるという何となくな解釈でOKです。
※個人<社会というイメージでもOKです。
また、アスペクトの基本的な部分やどうやって解釈するのか。という部分については、下記でまとめているので、こちらを参考にしてみてください。
ここからは、それぞれのメジャーアスペクトについて詳しく理解していきましょう。
ホロスコープのメジャーアスペクトをより詳しく【ハードアスペクト編】
メジャーアスペクトの中でも強い影響力があるハードアスペクトについてです。
まずは、対象を確認しておきましょう。
- 0度:コンジャクション
- 180度:オポジション
- 90度:スクエア
ハードアスペクトは、天体から受ける刺激でもあるため、性格や人生に深みを与えてくれます。
見方によっては、課題や困難といった成長ポイントでもあるため、アドバイスポイントにもなります。
活かすのは全て自分次第でもあるということになります。
コンジャクション(0度)
2つの天体が重なり合う状態となり、互いの天体の意味が強まります。
強力なパワー、意識した方が良いポイント
エネルギーがダイレクトに流れ込むことになるため、アスペクトの中でも最も強い作用と言われています。
意味合いが強いことから、使い方次第ではトラブルに直結する可能性もある位置関係となります。
また、無自覚なこともあるため、人から見た時に分かりやすい特徴でもあります。
人の特徴でもあるため、コンジャクションがある場合は、まずはここに注目していきます。
※才能や個性として見ていきます。
しかし、当人にとっては、当たり前すぎて個性と理解しにくい場合もあります。
※このエネルギーを自分に意識させることは、より良い方向に持っていくためのポイントでもあります。
ハードアスペクトでもありますが、互いに相乗効果を発揮することもあるため、ソフトアスペクトでもあるという見方もできます。
オポジション(180度)
2つの天体が対立する状態となるため、お互いの働きがぶつかり合います。
対立する関係、自分を鍛えるポイント
個人を表す1~6ハウスと社会を表す7~12ハウスといった関係性になることから、お互い違ったアプローチで課題に取り組むことになります。
3区分で見た場合、対立する関係性は同じ性質となります。
3区分 | 対応サイン | 意味 |
---|---|---|
活動宮 | 牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座 | 自己主張、アイデンティティの確立 |
不動宮 | 牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座 | 存在感、根を張る作業 |
柔軟宮 | 双子座、乙女座、射手座、魚座 | 変化を求める |
互いに意識し合う関係性でもあるため、萎縮してしまうと何もできなくなってしまいますが、上手く活用することができれば大きなエネルギーにすることもできます。
※向き合って逃げられない状態でもあるため、自分を鍛えるポイントとも言えます。
また、4元素における組み合わせも決まった形になることから、表現方法が女性的か男性的かのどちらかにまとまることになります。
- 火と風:男性的
- 水と地:女性的
互いに干渉することになりますが、大きな力にすることができるのがハードアスペクトの特徴でもあります。
スクエア(90度)
真横から天体のエネルギーがぶつかるため、変更の機会が与えられます。
葛藤や摩擦、強いエネルギーを引き出すポイント
予定変更の機会が与えられることから、選択や転換などに関係してきます。
※横槍が入るというイメージとなります。
1つのことに対して葛藤が生まれ、解消するように圧力をかけてくるアスペクトでもあります。
基本的には関わるサインの3区分の関係性はオポジション同様になりますが、元素が違うサインに滞在することになるため、やりたいことや方向性が同じにも関わらず、アプローチが変わってしまいます。
- 牡羊座(火) : 蟹座(水) or 山羊座(地)
- 牡牛座 (地): 獅子座(火) or 水瓶座(風)
- 双子座(風) : 乙女座(地) or 魚座(水)
- 蟹座(水) : 牡羊座(火) or 天秤座(風)
- 獅子座(火) : 牡牛座(地) or 蠍座(水)
- 乙女座(地) : 双子座(風) or 射手座(火)
- 天秤座(風) : 蟹座(水) or 山羊座(地)
- 蠍座 (水): 獅子座(火) or 水瓶座(風)
- 射手座(火) : 乙女座(地) or 魚座(水)
- 山羊座(地) : 牡羊座(火) or 天秤座(風)
- 水瓶座(風) : 牡牛座(地) or 蠍座(水)
- 魚座(水) : 双子座(風) or 射手座(火)
やりたいことを我慢してしまったりするなどといった葛藤を起こす要因になっていることもあります。
上手く行かない場合もありますが、問題に対して2つの視点を持って取り組むことができる可能性も秘めています。
ホロスコープのメジャーアスペクトをより詳しく【ソフトアスペクト編】
続いては、ソフトアスペクトについて詳しく理解していきましょう。
- 120度:トライン
- 60度:セクスタイル
ソフトアスペクトは、どちらかという流されるという性質やスムーズに運ぶというような緊張感がないイメージとなります。
※天体の力をスムーズに働かせてくれます。
ハードアスペクト程の影響力はないとされていますが、気づいていないところで安定的、調和的にしてくれている可能性もあります。
基本的には備わっているポジティブな性質と理解しておけば良いです。
トライン(120度)
2つの天体のエネルギーが調和的に流れることになるため、それぞれの良さが引き出されます。
スムーズにエネルギーが流れる、幸運のポイント
幸運のアスペクトとも言われています。
しかし、安定的な意味合いが強いことから、困難や課題を乗り越えるための力になる強さはありません。
人生を切り開いていくというよりは、備わっている性質といった見方になります。
基本的には、関わり合う天体が同じ4元素のサインに滞在することになります。
- 火 : 牡羊座、獅子座、射手座(行動)
- 風 : 双子座、天秤座、水瓶座(思考)
- 水 : 蟹座、蠍座、魚座(感情)
- 土 : 牡牛座、乙女座、山羊座(感覚)
元素が示す基本特性は同じでもあるため、自然と安定的なエネルギーとなります。
目的のためなら行動できるなどといった表れ方をします。
セクスタイル(60度)
応用力と生産性を高めるためのエネルギーが引き出されます。
間接的に助け合う、チャンスのポイント
好機を示すアスペクトでもありますが、メジャーアスペクトとしても影響力が低いことからも分かるように、自分から意識する必要があります。
※場合によっては、何事もなく通りすぎてしまうこともあります。
天体同士のスムーズな影響によって自己主張こそ弱まってしまいますが、要求に合わせるという順応性が高くなります。
基本的には、女性サイン同士(水 or 地)、男性サイン同士(火 or 風)の組み合わせに天体が滞在することになります。
- 牡羊座(火) : 双子座(風) or 水瓶座(風)
- 牡牛座(地) : 蟹座(水) or 魚座(水)
- 双子座(風) : 牡羊座(火) or 獅子座(火)
- 蟹座(水) : 牡牛座(地) or 乙女座(地)
- 獅子座(火) : 双子座(風) or 天秤座(風)
- 乙女座(地) : 蟹座(水) or 蠍座(水)
- 天秤座(風) : 獅子座(火) or 射手座(火)
- 蠍座(水) : 乙女座(地) or 山羊座(地)
- 射手座(火) : 天秤座(風) or 水瓶座(風)
- 山羊座(地) : 蠍座(水) or 魚座(水)
- 水瓶座(風) : 牡羊座(火) or 射手座(火)
- 魚座(水) : 牡牛座(地) or 山羊座(地)
全然タイプが違うのに何故か気が合うって人に出会った経験ありませんか?
それと同じ感覚がセクスタイルにおける天体同士の関係性となります。
簡単にイメージすると下記のような感じになります。
- 女性サイン(水 or 地) : 水によって地に染み込んでいく様子
- 男性サイン(火 or 風) : 風によって火が燃え上がる様子
何故か気が合うタイプは、話してみて初めて気がつくように、きっかけが必要です。
意識しないと何も起こらない可能性があるため、ある意味重要なポイントにもなります。
ホロスコープのメジャーアスペクトをより詳しく【ノーアスペクト編】
天体同士がここまでのメジャーアスペクトが示す角度を取らない状態となります。
天体のエネルギーを純粋に蓄積、分かりやすいポイント
ここで言うところの角度を取る天体は、アセンダントやMCといった感受点は含みません。
エネルギーが純粋なまま蓄積されることになりますが、エネルギーの放出にはきっかけが必要となります。
表れ方としては、天体が示す事柄に関して引っ込み思案になっていたり、不安要素となっている場合もあります。
また、前面に出すぎていたりなど、極端な性質となって表れやすいです。
自分のセルフイメージだと無口にも関わらず、実際はよく喋るといった乖離が発生する可能性もあります。
一見、ノーアスペクトはマイナスなイメージが強いですが、天体のエネルギーが純粋に発揮される分野でもあるため、「才能」や「オリジナリティー」へと繋げることもできます。
他の天体が関わらない分、難しさはありますが、純粋さを発揮できるポイントでもあります。
まとめ
メジャーアスペクトについて見てきましたがいかがだったでしょうか。
ハードアスペクトとソフトアスペクトに分類され、その名の通りハードアスペクトの方が影響力が強く、困難や課題といった見方もできますが、乗り越える力や大きなエネルギーとすることができます。
鑑定といった観点で見ると人となりを読み解くことができたり、気づいていない場合もあることから、アドバイスポイントといった見方もできます。
アスペクトには他にもメジャーアスペクトよりも影響力が低い「マイナーアスペクト」やアスペクトを組み合わせで作られる図形から読み解く「複合アスペクト」など、ホロスコープ上には様々なアスペクトが存在します。
アスペクト解釈という部分で言うと、天体やサイン、ハウスといった解釈が人によって様々でもあることから、見方も人それぞれになります。
だからこそ、アスペクトにハマる人も多くいるという面白いポイントでもありますし、自分らしく読めるポイントでもあります。
ある意味自由に読める部分でもあるため、自分が持っているメジャーアスペクトをベースにレッスンを通して自分らしくアスペクトを紐解いてみませんか?
その悩みは「必然」かもしれません。
ホロスコープは、生年月日をベースに生まれてきた目的はもちろん、葛藤の理由やパートナーとの相性、人間関係といった様々な観点での行動や言動を読むことができるため、悩みを解消するポイントをアドバイスすることができます。
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