自分でも信じられない未知なるパワーは冥王星の力でもあります。
ただし、ピンチにならないと登場しない極端なところもあります。
太陽から一番遠い外側の天体であるため、個人という観点では日常生活での実感はあまり感じることができません。
天体には発達年齢域や対応する星座など、ホロスコープを読む上で切っても切れない関係と言えるくらい重要なものでもあります。
今回はそんな天体の中でも太陽系の最果て”冥王星”についてです。
- 闇
- 徹底的
- 破壊と再生
ホロスコープの冥王星は0か100を表す
冥王星には闇といったイメージを持っているのではないでしょうか。
しかし、冥王星の本来の役割は、再生。要するに再生に伴う破壊と考えることができます。
また、再生をするということは徹底的に破壊する必要があります。
天体が示す事柄に取り組む年代は、死後の世界と言われております。
その他にも冥王星から分かることがあるため、まずは、冥王星に含まれる意味から見てみましょう。
| 対応星座 （サイン） |
さそり座 |
|---|---|
| 発達年齢 | 死後の世界 |
| 公転周期 | 約247.8年 |
| サイン 滞在期間 |
約14年～26年 |
| 表す意味 | 闇、変化、支配、極端、強制、徹底的、こだわり、カリスマ、破壊と再生、0か100か |
冥王星は前世からのカルマという意味もあり、その冥王星のテーマに取り組むことは魂や人生の変容へつながっていきます。
テーマに取り組むことは未知のパワーという冥王星の恩恵を受ける分野でもあります。
また、12星座（サイン）を約14年～26年と長い年月をかけて巡っていくことから世代的な影響も大きくなります。
2024年からは冥王星がみずがめ座入りするため、世代的な変化もありそうです。
冥王星は人生（人類）を変容へと導くテーマ
冥王星は破壊や再生と極端な分野
冥王星は、太陽系の一番外側の天体であるため、個人への影響力として日常生活であまり実感できるものではありませんが、いざという時の再生力として扱われます。
しかも、再生に伴う破壊となるため、徹底的なものとなります。
※「火事場の馬鹿力」というのは冥王星の力とも言えます。
冥王星の力は、人にはコントロールできない想像を超えるモノでもあります。
そのため、冥王星からは自分が極端になってしまう分野を読み解くことができます。
例えば、社会的な分野である場合、立場や肩書きに徹底的にこだわりを持ったり、組織の在り方を徹底的に変えようとするといった表れ方をする場合もあれば、仕事や組織といったこととは一切無縁になる場合もあります。
土星は冥王星から天王星までの意識でかみ砕いて克服すべき課題として分かりやすいものですが、冥王星の場合は直接与えられる課題であるため、前世から与えられた宿命という見方ができます。
太陽や土星のテーマは表のテーマで本当の魂レベルのテーマは冥王星でもあります。
※基本的に魂はカルマの解消を目的に現世に来ていると言われております。
冥王星には強制という意味も含まれ、その他の天体のエネルギーは無視されるため、強制的な変容をもたらす力もあります。
例えば、悩む時間すらもなく働かざるを得ない状況を作り出すなど。
また、1つの星座（サイン）の滞在期間が長いことから年代によって考え方が違うのはこの影響とも言えます。
冥王星は約248年と約3人分の人生をかけて巡るため、世代間に受け継がれるテーマや、長い年月をかけて解消していくカルマとも言えます。
冥王星は考え方次第
冥王星には、活かす方法といった考えよりもどう受け止めるのか。といったところを意識する必要があります。
0か100といった性質や強制という部分からも分かるように日常生活で実感できるようなものではありません。
考える余地がないような追い込まれる状況にならないと力を発揮しませんし、そういった状況ってほとんどの人が「覚えてない。」状況がほとんどだと思います。
人には3つの意識があるとされておりますが、冥王星は、その中でも「超意識」とも言われております。
※俗に言われる「神の領域」です。
- 顕在意識
- 潜在意識
- 超意識
意識的に取り組むというよりは、すでに影響を受けているものであるため、冥王星の位置が意味することは何なのか。というところを押さえておくだけで良いです。
また、冥王星のパワーは太陽系の外側の銀河系から与えられる「未知のパワー」であることから人には到底扱えるものでもありません。
今思うと冥王星の影響だったのかもしれない。という体験があるかもしれないため、冥王星から過去を振り返ってみるのも面白いかもしれません。
案外必然的な出来事であった可能性もあります。
冥王星の破壊と再生というテーマは、個人への影響というよりも世代的な影響の方が大きく、人によって作り上げた達成イメージである社会（土星）を作り直しへと導いていきます。
あまり意識しなくても良いとは言えますが、冥王星のパワーを受けることができれば既存の枠組みを新しいモノへと再生する力にもなります。
しかし、その他の天体が伴っていないと理性も働かないため、バランス良く天体のエネルギーを満たすことがとても重要です。
まとめ
冥王星について見てきましたがいかがだったでしょうか。
太陽系の一番外側ということで、世間とかけ離れた言い回しも多くなってしまいましたが、冥王星を読み解くことで自分が極端になってしまう分野を知ることができます。
冥王星の影響は日常生活で感じることはほとんどありませんが、確実に影響は与えられています。
特に個人よりも社会といった世代的な影響が大きく、10年～30年といった年月をかけて確実に土星という社会を作り替えていると言えます。
しかも、何か意識的に変えているのかと言われると気づいたら変わっていたというような強制的です。
強制や破壊、再生と聞くと怖い話に聞こえてしまいますし、冥王星というイメージも漆黒の闇といった怖さがあると思いますが、決してそんなことはありません。
遠い銀河から未知のパワーを与えてくれ、確実に変容へと導いてくれます。
冥王星はカルマを意味することからカルマの解消というテーマでもあると言われているなど、どこか深みすら感じる天体でもあります。
とは言え、未知のパワーがあるのであれば、その前に今を何とかして欲しいと思うのは当たり前のことだと思います。
一旦、冥王星の影響を理解した上で、他の天体とのバランスといったところを意識していくことが、冥王星の銀河系エネルギーの恩恵を受ける近道なのかもしれません。
誰にでも冥王星はあり、未知の世界の恩恵を受けることができる分野があります。
その悩みは「必然」かもしれません。
ホロスコープは、生年月日をベースに生まれてきた目的はもちろん、葛藤の理由やパートナーとの相性、人間関係といった様々な観点での行動や言動を読むことができるため、悩みを解消するポイントをアドバイスすることができます。
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